FeliCaハッカソンが開催されました
本日「FeliCaハッカソン」が日経BPさん主催で行われました。
FeliCaハッカソンは、Androidで初めてFeliCaチップが載るIS03端末を使用して、FeliCaAPIを使ったアプリを一日掛けて開発するイベントです。
当日行われた資料とコードはGoogle Codeにアップされ、開催模様はUSTにて録画されております。
参加メンバー
事前応募された開発者約20名、スタッフはKDDIさん・SHARPさん・フェリカネットワークさん・日経BPさん・ブリリアントサービスの5社から各社2-6名ほど加えた計40名近く集まったハッカソンとなりました。
弊社はハッカソンの講師を担当させて頂きました。
午前中のセッション
KDDIさんとSHARPさんによるIS03の説明と、フェリカネットワークさんによるFeliCaAPI利用方法の解説が行われました。
フェリカネットワークさんによるプレゼン資料及びサンプルコードがGoogle Code上に公開されています。
午後のハッカソン
SHARPさんとフェリカネットワークさんも加えた9チームに別れ、約5時間に渡り開発が行われました。
初めはFeliCaAPIで何が出来るかが分からず、何が出来るかをディスカッションする事に時間が掛かってしまいましたが、作りたい物が決まってからは各自もくもくと開発が進められていました。
夕方の成果物発表会
チーム毎による成果物のプレゼンテーションが行われました。
以下、チーム毎にどのようなアプリを開発されたかの概要になります。
伝言ゲーム
言葉そのままではなく、文字を一部変換して他端末に送るゲーム。
送られた人は、変換された文字を推測し、修正した文字を他の端末に送っていきます。
共有コミュニケーション
ブラウザで観覧中のURLや地図、Youtube、電話番号、メールアドレスをPush送信できるアプリ。
一番のミソはPushするまでの時間を任意に決められ、その間は他端末とタッチ出来るのでタッチコミュニケーション時間を多く取りたいだけ取れます。
潜水艦ゲーム
Pushする際に端末の背面同士を引っ付けるため、相手画面が見えない特性を生かした潜水艦ゲームを作られていました。
うさぎクラブ
タッチすると受信端末内にインストールされているアプリが起動されます。
チーム串かつ
FeliCaAPIを知らない人でもFeliCaを使えるラッパーの実装。
それを使った電話番号をタッチで交換して、どこで誰と電話番号を交換したか記憶するアプリが作られました。
結果発表
1位「共有コミュニケーション」、2位「チーム串かつ」、3位は「うさぎクラブ」チームでした。
1位チームの勝因は、アプリ完成度とプレゼン方法が上手かったのだと思われます。
チーム別のソースはGoogle CodeにSVN管理されています。
全体を通しての感想
全体的にレベルが高く。
午前中にFeliCaAPIを聞いてから、午後の数時間でここまでの完成度なアプリを作れてしまうのは凄いと思いました。
技術力の高い開発者の方々が集まり、KDDIさんからご提供頂いた豊富な端末数があり、SHARPさん・フェリカネットワークスさんの技術的サポートがあり、日経BPさんが開発しやすい環境をセッティング頂けた事にあると思います。
どうもありがとうございました。