SDK Tools (for Android 4.0) の変更点

この記事は Android Developers サイトSDK Tools,r14 の翻訳です。

重要: Android SDK マネージャから 新しい Android 4.0 のシステムコンポーネントをダウンロードするためには、初めに SDK ツールをリビジョン14にアップデートして、Android SDK マネージャを再起動する必要があります。これらを実施していない場合、Android 4.0 システムコンポーネントをダウンロードすることができません。

依存関係:

  • Android SDK Platform-tools リビジョン8以降が必要です。
  • Eclipse で ADT を使って開発している場合、SDK ツール r14は ADT 14.0.0以降を使用するようにデザインされていることに注意してください。ADT 14.0.0 を使用していないのであれば、ADT プラグインを 14.0.0 へアップデートすることを強く推奨します。
  • Eclipse以外で開発している場合、Apache Ant 1.8以降が必要です。

一般的な注意点:

  • Android 4.0 以降のプラットフォームで、1つの webcam がある場合は背面カメラ、2つの webcam がある場合は背面と全面の両方のカメラをシミュレートする webcam サポートが追加されました。webcamWindowsLinux のみでサポートされています。Mac のサポートは今後のリリースでサポートされる予定です。
  • default.properties は project.properties へ、build.properties は ant.propertiesへ変更されました。Ant でビルドした既存のプロジェクトは、android update project コマンドで更新する必要があります。
  • ビルドシステムの改良をサポートするために build.xml が変更されました。また、Ant コマンドが追加、変更されました。Ant コマンドのリストは、Ant コマンドリファレンスを参照してください。
  • ライブラリプロジェクトのビルド方法が変更されました。
  • リソースのコンパイルが頻発しないようにインクリメンタルビルドが改善されました。文字列やレイアウトを編集した際(新しいidの追加が伴わない限り)に、もはやビルドする必要はなく、個々のライブラリプロジェクトを先にビルドする必要もありません。
  • 常に存在する全てのPNGファイルのcrunchPNGの圧縮)を行う代わりに、編集されたPNGに対してだけ動作する"PNG crunch cache"を導入しました。
  • SDK マネージャの UI が改良されました(詳細)。

ビルドシステムの変更点の完全な概要とサポートが必要な場合は、Android Tools Project サイトをご覧下さい。

文責:技術部 瀬戸 直喜